こんにちは!けろけろパパです!
私は自身の人生をより良いものにしたいと思い日々読書をしています。
その中で見つけた人生や価値観を変えた本をご紹介します。
今回はビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO(ダイ・ウィズ・ゼロ)』です。
~お金と時間、そして“今”を生きる力~
「老後のために貯金をしなきゃ」
「いつか時間ができたら旅行に行きたい」
「今は忙しいから、やりたいことは後回し」
そんなふうに思いながら日々を過ごしている方に、ぜひ読んでほしいのが本書です。
この本は、お金の使い方というよりも「人生の時間をどう生きるか」を問い直してくれる一冊です。私自身、読後にこれまでの価値観が大きく揺さぶられました。
この記事では、この本の内容を簡単に紹介しながら、私が心を打たれたポイントや、どんな人におすすめしたいかをまとめていきます。
■ 要点:「死ぬときにゼロであることを目指せ」
タイトルから少しドキッとさせられますが、「DIE WITH ZERO」とは「死ぬときにお金を残さない」という意味です。
著者のビル・パーキンスは言います。
「人生で本当に価値のあるものは“経験”である」
多くの人は「老後のため」「万が一のため」にとお金を貯め続けますが、年を取れば取るほど、やりたいことをやれる体力も気力もなくなっていきます。
つまり、お金があっても“経験”できるタイミングを逃してしまっては、本当にもったいないのです。
だからこそ彼は、「経験を最大化するために、お金と時間を最も価値ある瞬間に使うべきだ」と主張します。
そして最終的に、財産は残さずに人生を全うすることを目指す──それが「DIE WITH ZERO」の考え方です。
■ 印象に残った3つのポイント
① お金は経験に変えてこそ意味がある
「今これを買うべきか?」「旅行はもう少し先でいいかも」──
私たちは日々、お金を使うことに慎重になります。
でもこの本では、**“お金は単なる紙切れであり、経験に変えてこそ初めて価値が生まれる”**と語られています。
とくに20代〜40代のような「体力も時間もある世代」にとっては、今しかできない経験があります。
たとえば登山や海外旅行、留学、子どもとの思い出作り…これらは年をとってからでは遅いことも多いのです。
時間は無限ではありません。
今の自分にしかできないことに、惜しまずお金を使う──この感覚は本当に新鮮でした。
② 時間と健康は最も貴重な資源
「お金を貯めても、それを使う健康がなければ意味がない」
この一文がとても胸に刺さりました。
若いころは、「お金さえあれば自由になれる」と思いがちです。
しかし現実は逆で、健康と時間こそが最も価値ある資源なのです。
健康で活動的な時期にこそ、やりたいことに挑戦し、人生を楽しむべき。
「60代で世界一周旅行するより、30代でバックパック旅行をした方が、何倍も価値がある」というのは、経験の質と記憶の深さを重視するこの本ならではの視点です。
③ 「影響の輪」の外に執着しない
本書で紹介されている「影響の輪(サークル・オブ・インフルエンス)」の考え方も、人生を豊かにするための重要なヒントです。
私たちがストレスを感じたり、エネルギーを浪費したりするのは、自分のコントロール外のことに囚われてしまうから。
・誰かの評価
・将来の漠然とした不安
・他人の期待
これらはすべて、私たちの“影響の輪”の外にあります。
それよりも、自分が「変えられること」「選べること」に集中すべきだと著者は説きます。
つまり、「自分の人生にとって何が本当に価値があるか」を見極め、そのために今できることにエネルギーとお金を使おうということです。
■ こんな人におすすめ!
この本は、以下のような方に特におすすめです。
- 老後のために“漠然と”お金を貯めている方
- 「時間ができたらやろう」と、やりたいことを後回しにしている方
- 仕事に追われて、人生を楽しめていないと感じている方
- 人生の優先順位を見直したい方
読めばきっと、「自分にとって本当に大切なものは何か?」という問いが浮かび上がってくるはずです。
■ 最後に:あなたの「今」を最大化しよう
『DIE WITH ZERO』は、単なるマネー本ではありません。
むしろ、人生をどう設計し、どう生きるかを深く考えさせてくれる一冊です。
私自身、この本を読んでから、
「今しかできないことを、先送りにしない」
「お金よりも経験を大事にする」
という視点が加わり、日常の選択が変わりました。
お金を貯めることは大事です。
でも、それ以上に「どう使うか」が重要です。
「ゼロで死ぬ」という言葉の裏には、
**“人生を余すことなく味わい尽くす”**という強いメッセージが込められています。
あなたもぜひこの本を手に取って、
限りある時間とお金を、最高の人生のために使うヒントを見つけてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント