こんにちは!けろけろパパです!
私は自身の人生をより良いものにしたいと思い日々読書をしています。
その中で見つけた人生や価値観を変えた本をご紹介します。
今回はロルフ・ドベリ著『News Diet(ニュース・ダイエット)』です。
情報に振り回されていませんか?──『News Diet』と「影響の輪」が教えてくれる、人生を取り戻すヒント
スマホを開けば、世界中のニュースが一瞬で飛び込んでくる。通勤中、仕事の合間、寝る前のベッドの中──私たちは無意識のうちに、1日に何十件ものニュースに触れています。
けれど、こんなふうに思ったことはないでしょうか。
「いろんな情報を見ているのに、なぜか頭の中がすっきりしない」
「世の中のことは気になるけど、何も変えられない無力感を感じる」
そんな現代人にこそ手に取ってほしいのが本書であり、そして本書の考え方と深くつながるのが、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』で語られる「影響の輪」という概念です。
『News Diet』が伝える、ニュース断ちのすすめ
『News Diet』では、現代のニュースがいかに私たちの注意力や精神状態に悪影響を及ぼしているかが、鋭く分析されています。
- ニュースは断片的で感情的な情報が多く、思考を浅くする
- ネガティブな話題ばかりが注目され、世界観が歪む
- 日々の大量のニュースは、実際には私たちの人生にほとんど影響しない
ドベリ氏は、「ニュースを読むな」と極端な提案をしているのではなく、「本当に大切な情報にだけ時間と注意を向けよう」と提案しています。
では、どうやって「大切な情報」を見極めればよいのでしょうか? そのヒントとなるのが「影響の輪」という考え方です。
「関心の輪」と「影響の輪」とは?
『7つの習慣』で紹介される「影響の輪」は、私たちが注目するべき物事を明確にするための考え方です。
- 関心の輪(Circle of Concern):気になるけれど、自分ではどうにもできないこと(例:戦争、為替、芸能ニュースなど)
- 影響の輪(Circle of Influence):自分の行動や選択で変えられること(例:健康管理、家族との関係、仕事の進め方など)
現代のニュースの大半は、「関心の輪」に属するものです。たとえば、海外の政治危機や著名人のスキャンダル、自然災害の速報。それらに注意を向けることで、「何かしなければ」「でも何もできない」という無力感に陥りがちです。
『News Diet』は、この“関心の輪ばかりにエネルギーを注いでしまう危険性”に気づかせてくれるのです。
ニュースを断ち、影響の輪に集中する
ニュースを見る時間を減らすことで、空いた時間とエネルギーを「影響の輪」の中に戻すことができます。実際、私がニュース断ちを1週間実践したところ、以下のような変化がありました。
- 朝の時間を読書に使えるようになり、思考が整理された
- 他人の言動より、自分の行動に意識が向くようになった
- イライラや不安感が減り、心の安定感が増した
気づいたのは、**「世界を変えることはできなくても、自分の世界は変えられる」**という事実です。
情報との「健全な距離感」を持とう
情報をまったく見ないのは非現実的かもしれません。しかし、自分にとって必要な情報を見極め、それ以外は「見ない」という選択をする勇気も必要です。
『News Diet』では、次のような実践的アドバイスも紹介されています。
- 1日にニュースを見るのは1回までにする
- ニュースアプリの通知はすべてオフ
- 書籍や長文記事から、深い知識を得る習慣をつける
- 「これは自分の影響の輪の中か?」と問い直す習慣を持つ
最後に──「選ぶ」ことで人生は変えられる
『News Diet』は、単なるニュース批判の書籍ではありません。情報とどう付き合うか、自分の時間と注意力をどう管理するか、そして何にエネルギーを注ぐべきかを考えるための「現代の教科書」と言えます。
「ニュースを見ること=知的である」という幻想を手放し、「自分にとって本当に大切なこと」に集中する。
それはまさに、「影響の輪」に生きるということです。
忙しい毎日に振り回されていると感じたら、ぜひこの本を読んでみてください。
あなたの思考と行動が、きっと変わり始めるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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